ロシアリクガメ
- edgeスタッフ
- 3月12日
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ロシアリクガメの生体・飼育・注意点
ロシアリクガメ(Testudo horsfieldii)は、乾燥地帯や草原に生息する小型の陸ガメで、飼育しやすく愛されている爬虫類です。おとなしく、長寿で丈夫な性格が特徴です。
1. ロシアリクガメの基本情報
✔ 学名:Testudo horsfieldii✔ 原産地:中央アジア、アフガニスタン、モンゴルなどの乾燥地帯✔ 体長:12〜20cm(成体)✔ 体重:1〜2kg(個体差あり)✔ 寿命:40〜50年(飼育環境によっては60年以上生きることも)✔ 性格:おとなしく、比較的動きが遅い✔ 特徴:小さな体、丸みを帯びた甲羅、独特の模様
2. 飼育環境
ケージの選び方
・広めの飼育スペース(90×45cm以上のサイズが理想)・屋内飼育の場合は、専用のケージやテラリウムを用意・屋外飼育も可能ですが、気温や湿度に注意が必要
温度・湿度管理
・温度:日中は26〜30℃(ホットスポットは35〜40℃)・夜間:20〜24℃・湿度:40〜60%(湿度が高すぎるとカビや病気の原因に)
照明・紫外線(UVB)
・**UVBライト(10.0以上)**を使用し、カルシウムの吸収をサポート・1日12時間のライト時間を設け、昼夜のリズムを作る
床材
・砂、ヤシガラマット、ココナッツファイバーなどが適しています・砂は誤飲しないように管理し、清潔に保つことが大切
シェルターと隠れ家
・日光浴用のスペースと、隠れられるシェルターを用意・休む場所が必要なので、静かな環境を提供する
3. エサと給餌
食性
ロシアリクガメは草食性で、野菜や果物が主な食事です。草食を中心にバランスよく与えることが大切です。
主なエサ
✅ 葉物野菜:小松菜、チンゲンサイ、ダンゴムシ、クローバー、エンダイブ✅ 草:イネ科の草、タンポポ✅ 果物(おやつ程度):リンゴ、メロン、バナナ(少量)✅ サプリメント:カルシウム、ビタミンD3を定期的に補う
給餌頻度
・成体:毎日1回、野菜をメインに・幼体:毎日、より多くの食物(カルシウム摂取のため)
4. ロシアリクガメ飼育の注意点
① 湿度と温度の管理
→ 湿度が高すぎるとカビや病気の原因になります。→ 温度は常に安定させ、夜間温度が下がり過ぎないように気を付ける。
② 日光浴とUVB照射
→ 紫外線(UVB)が不足するとカルシウム吸収不良や骨の病気に繋がります。必ずUVBライトを使用し、日光浴をさせること。
③ 水分補給の管理
→ 水場は常に清潔に保ち、飲水と湿度を調整します。水に浸かることもありますが、長時間湿度が高すぎる環境に置かないように注意が必要です。
④ 甲羅の変形に注意
→ カルシウム不足が甲羅の変形を引き起こすことがあるため、バランスの取れた食事を与えることが重要。
⑤ ハンドリング
→ 慣れればおとなしく、手に乗せても大丈夫ですが、無理に触れたり持ち上げたりせず、環境に慣れさせることが大切です。
5. ロシアリクガメはこんな人におすすめ!
初心者にも飼いやすい小型のリクガメを飼いたい
比較的長寿で、ゆっくり育てたい
草食性のペットを飼いたい
おとなしく、ゆっくり動く生き物が好き
まとめ
ロシアリクガメは比較的飼いやすく、温厚な性格が特徴のリクガメ。湿度管理、温度管理、紫外線照射が重要なポイント。正しい飼育環境を整え、健康に育てよう!
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